夢落

2006年12月21日 映画
パプリカ見てきました。
平日の夜に。
仕事てきとーに早く終わらせて。

だって見たかったんだもん。
見に行ってよかったー!
面白かったです。
やっぱり年末はいい映画あるなぁ。
てことでこれはおススメでございます。
いつものようにネタばれしちゃいますんでお気をつけて。



























というわけで仕事そっちのけで見に行ったわけですが、
冒頭申しましたとおり非常に面白かったです。
とにかく話のテンポがいい。
ノンストップ90分しっかり楽しませてもらいました。
だからか意図的かはわかりませんけど、
流れるような話の持って行き方で夢と現実との境がすごく曖昧になってて、
後半氷室の夢にジャックインした時、
夢なのか現実なのか区別つかなくてかなりハラハラドキドキさせてくれます。

メインの千葉、時田の話もいいんですけど、
やっぱり粉川の話がいいですね。
たびたび封入される
「続きはどうするんだよ!」
ってセリフがいい伏線になっていて、
「終わらせるさ!」
ってセリフに最後見事につながります。
こうして思い返してみると90分とは思えないボリュームしてますね。
しかも水曜日は女性は1000円で見れるしさ。
お得やなー。

さて、そんで林原めぐみさんを見直しました。
正直嫌いでした。
それまではね。
役柄もあったからかも知れませんけどね。
千葉みたいな女性ってのにはボクは憧れるわけで、
お見事でした。

お話も良くて声優陣も林原めぐみさんの他にも大塚明さんを筆頭に豪華な陣容で納得です。

他の作品も見てみたいですねー。
みなみ会館でオールナイトやるみたいですがさすがにそこまで若くないしナー。

一分

2006年12月19日 映画
DVD 山田洋次監督による『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く、藤沢周平原作小説の映画化。役目のため失明した下級武士を支える妻と中間、そして一分を通すため復讐に挑む侍の姿を描く。主役の武士に木村拓哉。その妻に映画初出演の壇れいが扮し、新鮮な存在感を見せている。 山田監督の作品は、一点一画を疎かにしない、きちんと…

武士の一分を見てきました。
もちろん彼女さんとね。

良い映画でした。
5段階にしたら4です。
何が良いって音。
ちょうど主人公が…後はネタバレしますのでお気をつけください。













とにかく効果音が印象に残る映画です。
剣を合わせた時の音なんかは特に。
はじめは何でかなーと思ってたんですが、
つまり主人公である新之丞のことを考えるに必然的にそうなったんだろうと。
そう思うと画面全体がどちらかといえば薄暗いシーンが多かったり、
実際果し合いのシーンではまぶしいぐらいに感じました。
普通に外なだけなんですけどね。
音楽ってのはほんとに記憶に残ってなくて、
鍔迫り合いの音、
家に上がる際に足袋をはたく音、
徳平が薪を割る音…
とにかく効果音が印象に残っています。
光を失ってしまって何を頼りにするかといえば、
音、
気配。
そういったところに細やかなこだわりの見られる作品でした。

饂飩

2006年9月4日 映画
UDONをみてきました。
面白かったです。

みんな同じこと言いますが、
うどんが食べたくなりました。
と言っても結局食べなかったんですが。。。

ボクは関西人なのでそばよりうどんの方が好きなんですが、
讃岐うどんってそう言えば食べたことないかも?
どうせなら本場で食べた方がいいのかな?
ボクは京都人なんで
「こんな固い麺食えるか!」
とか言わないように注意します。

ついでにボクは粉屋さんなんですが、
劇中に何度か粉の袋が映るんですが結局どこの粉かはわかりませんでした。
○清製粉のではなかったのは間違いないと思います。
地元の製粉会社さんのなのかな?
エンドロールにもでなかったんでわかりませんでした。
残念。

枠が2時間15分と少し長いですが、
それを全然感じないテンポのよさです。

さくっと見れて最後は良い気分になれておなかも減る良い映画でした。

と言うことでネタバレは下の方に書きますんで以下ご注意ください。












キーワードは「ソウルフード」なわけですよ。
香川の人はうどんであり、
大阪の人はお好み焼きなりたこ焼きであり、
ボクの場合はカレーになるわけですが、
そうした各人が大事にしているものに対して「ブーム」と言う波に乗っかった他人が土足で踏み荒らしていくってのが大まかな前半部分のお話。
通常なら、夢破れて挫折して帰ってきた主人公が、
うどんブームの火付けに成功しておしまい!
ってな流れのハッピーエンドで終わらせるんではなくて、
そのブームのあとに残ったもの、
残された人たちといったあたりを後半部分で描いて行くってのは、
映画という尺ならではですごく良かったと思います。

とてもブームに火をつけてほったらかしにしてるテレビ局が作った作品とは思えませんな。

役者さんもみんな好演でした。
特にウルフルズのトータス松本さんは良い役でした。
劇中で持ち歌である「バンザイ 好きでよかった」を歌われるんですが、
良い曲ですね。
歌うまいですね。
ちょっと探してiPODに入れようかな。

結局見終わった後はうどんを食べるつもりが食べれなかったんで、
そのうち本場にでも足を伸ばして食べて見たいなぁと思いました。

ん〜。
お昼はやっぱりうどんにしようかな。。。

戦記

2006年8月2日 映画
ひゃー忙しかった。

というわけでゲド戦記です。
見に行く前に
「あんまりよくないかも」
という評判を聞いていました。
確かに批判してはる人の言うことも解る内容でした。
たしかに駿監督のと比べたらっていう言い分はすごーくよくわかります。
むしろ比べるなっていう方が無理な話ですよね。

でも、
全く別の物としてきちんとみればボクはいい映画だったと思います。

ちょっと深く考えなきゃいけなかった駿監督のに比べて、
もっとストレートに強く「生きる」とはどういうことなの?
っていう事のひとつの答えを見せてくれる映画でした。

ま、あーだこーだ考えるのが好きな部分もあるんで物足りなかったと言えば確かにそうです。
違うかもしれないけどだから批判してる人たちの気持ちもわからなくもないわけで。

でもこれが初監督でしょ?
とても純粋な強い意志を感じる作品でしたよ。

では以下ネタバレ含みますんで未見の人は要注意。























とりあえず一言いいたいのは、
ゲドの戦記ではないですよね?
あくまでアレンの所謂通過儀礼的なお話。
死に対する恐怖から闇から目をそらしていたアレンが、
ゲドやテルーに出会い剣を抜くと。
そこまでのアレンの表情がホントによく描かれていたので、
いざ剣を抜くシーンだとかは手に汗ものでした。

とりあえず一番目に付いたのは、
なんかね、
古い感じがしたの。
ナウシカとかそこらぐらい古い感じ。
多分色の数が少ないんじゃなかったかな?

もののけぐらいで少し感じて、
千と千尋でうわこれわ…って感じたジブリの色使いから一変、
すごーく淡くて良い意味でさっぱりした画は好印象でした。

惜しかった点は空を飛ぶシーンがほぼなかったってことですね。
ジブリの映画の好きな部分だったのでちょいと残念です。

あと、声優。
アレン、ゲド、クモ、ウサギ…
男性陣は非常に好演だったと思います。
特にウサギは秀逸。
さすがは香川さん。
…ところでクモって男だよね?

しかし一方女性陣はと言うと…
歌だけ歌わしとけばよかったのに。。。
風吹ジュンって誰?
てな具合でした。

一番印象に残ってるのは、
エピローグの部分。
ゲド、テナー、アレン、テルーが4人でテーブル囲んで談笑するシーン。
セリフとかはなくて音楽に合わせてクモを倒してその後…
って言うシーンの一部ですね。
ここを見て、
あー、
そう言うことなんやねぇと。
ホントに何気ないシーンですけど、
ゲドの言ってた
「命の繋がり」
を最も感じる良い描写だと思います。

最後でだいぶ評価が上がりました。
よかったです。

陽気

2006年5月15日 映画
陽気なギャングが地球を回す
を見てきました。

おもろいよ〜。

原作あるらしいのでそれも見てみようかな。
有頂天ホテル以来の楽しい映画でした。
台詞回しとかも好き。
やっぱり邦画の方が良いなぁ。

では以下ネタバレでお願いします。































えーまず何よりも加藤ローサが可愛い。

は、おいといて。

ま、全ては
「ロマンはどこだ?」
に集約されますね。
銀行強盗にロマンがあんのかと言う話しですけど、

あります。

ほら、あれ。
悪の秘密結社が幼稚園のバスジャックするのと同じ感覚。
あ、余談ですけど、実際にはショッカーは幼稚園バスジャックしたことないですから。
実際やったのはゴレンジャーとか戦隊ものの方。
失礼しちゃうわ。
ボクらのショッカーはそんなせこい事せんよ?
ここで訂正しとこう。

で、何でしたっけ?
あ、銀行強盗ね。
映画を見てもらえばわかりますが、
とにかく手際が見事。
秒単位で正確な体内時計を持つ女、
他人のうそを見抜ける男、
すりの達人、
演説の天才。
この4人が見事に絡み合って鮮やかに銀行強盗を成し遂げます。

で、
書きながら思ったんですけど、
男3人と女1人の4人組ってどっかで見たことありません?
ほら、
もみ上げが特徴的なあの、、、
そ、
ルパン三世。

ま、不二子みたいに裏切ることが前提のキャラってのはいませんけど、
そういえばあのアニメの雰囲気にそっくりです。
あんな泥棒って言うか怪盗なんているはずない。
でも、そこはほら、ロマンですよね。

あ。
でもそうか。
一度目は雪子が裏切ってるのか。
子供が誘拐されて仕方なくですけど。。。

とにかく細かい事抜きにして楽しめる映画だと思います。
特にルパン三世とか好きな人は、ね。

最後も見事ですね。
ああいうエンドロールは良いですね。
これはいくらネタバレでもゆわないほうが良いなー。
一言言うなら最後まで席を立っちゃだめ。
ちゃんと明るくなるまで座ってましょう。
ま、多分立たないけどね。
あの流れだと。

とりあえず、あっという間の90分ですよ。
面白いです。

肩透

2006年3月22日 映画
えーと、
ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
を見てきました。

ネタバレ含むのは下の方に書くとしてとりあえず感想を一言。

やっぱり洋画嫌い。



























さてと。
そういうわけで洋画は嫌いなわけですが、
なんで嫌いなのかって言うと、
…えーと、なんだろ。
難しいですね。
なんかね、
単純だから。
…かな?

邦画が複雑だっていうつもりはないし、
複雑なのが面白いって言うつもりもありませんけど、
うまくいえないんですけどなんか洋画は薄っぺらいんですよね。
今回のナルニアは特にそれを感じました。

「戦争とは醜いものだ」
良いセリフゆうやん。
サンタクロースから武器もらうってのはえらい唐突でご都合主義の塊な感じできにくわないんですけど。
お。
そう言えば昔そんなゲームありましたね。
エアーズアドベンチャーでしたか?
某ヘボゲーム機のクソゲーですね。
物語最序盤に道歩いてたら天から伝説の武具が降ってきてそれを怪しむ事もなく装備する主人公なお話しでしたね。
確か。

閑話休題。
ピーターに銀の剣とか渡すときも、
「これはおもちゃじゃない。考えて使いなさい」
そう言って渡してるのに、
普通にバカみたいに振るってるやん。
考えてる様子微塵も無し。

で、白い魔女って悪者なんですか?
なんで白い魔女はナルニアを冬のまんまにしちゃったんですか?
原作読めばわかるのかな?
少なくとも映画を見ていた限りではそこらへんがさっぱり。
もっとなんていうか、
ラオウ親衛隊とか、
サウザーのピラミッドなんでしたっけ?
あれみたくすっげぇひどいことしてるって言う描写もなかったし。
だから主人公達はなんで白い魔女と闘うのかって所もよくわかんない。

ビーバーとかライオンが「白い魔女は悪いやつだ」
みたいな事吹き込んでそれを信じて闘う主人公達。
ものすごく極端ですけど、
そんな印象もないわけではないんですよね。

どっかで聞いたような話ですよね。
60年前のどこかの帝國。
「アメリカは悪い国だから…」

そんで更に悪い事に別に子供達いなくても勝てちゃいそうなんですよね。
ライオンの軍勢。
ちょっと不利だなーって時に援軍こさえたのもライオン。
白い魔女にトドメをさしたのもライオン。
ほんと何しに行ったん?
サブタイトルが
「ライオンと魔女」
だからいいんですかね?

とまぁなんだかなんでかわかんないけど一応悪いってゆわれてる人を一応予言にあるとおり4人の子供達が来たし一応軍隊集めてみたら倒せちゃって平和になりましたよ。
と言う印象なわけですよ。
僕には。
なんか薄っぺらくないですか?

大和

2005年12月19日 映画
2005年4月。鹿児島県の漁師・神尾(仲代達矢)はかつて戦艦大和の沈んだ地点まで一人の女性・内田真貴子(鈴木京香)を連れて行くことに。かつて大和の乗組員であった神尾は、およそ60年前の、あの戦争の日々を思い起こしていく……。辺見じゅんの同名ドキュメント小説を原作に、『新幹線大爆破』『未完の対局』などの巨匠・佐藤純彌監督…

宇宙戦艦ぢゃないからね。
映画「男たちの大和」を見てきました。
よかったです。
残念ながら今年最高は「あらしのよるに」で変わりありませんでしたけど、
それに次ぐぐらい。
獅堂さんが主演されてるのはこれで「今、あいにゆきます」「あらしのよるに」についで3作目。
芸達者な方です。
みーんな違う役なのにどれも見事にはまっています。

反町さんも良い役でした。
獅堂さんはじめだいたいの役者さんはみんな丸坊主だったのに反町さんだけ違ったのは
「オレはやだ」
みたいな事を言ったんじゃないかとか勝手な想像をしてみたり。
反対に獅堂さんは二つ返事してそうだなぁとか。
勝手な想像ですけど。。。

ま、そんなヨタ話はおいといて、
色々考えさせてくれる良い映画です。
一度じーちゃんともじっくり話をしてみたいと思いました。

では以下ネタバレもあります。





























とりあえずまずは不満な点を。
やっぱりボクは男の子なわけですよ。
なんかね。
大和一隻しか出てこないんです。
中心に描かれたのは沖縄への水上特攻でした。
だからレイテ沖はまぁ大目に見てあげるとして、
でも沖縄特攻への時だって巡洋艦矢矧と、
皆さんご存知雪風(※)含む駆逐艦8隻が随伴していたはずなんです。
その辺ちーっとも出てこないんだもん。
大和一隻で闘ってるみたいでした。
男の子的には納得いきません。
大和に金かけすぎたんじゃないかと勘繰ってしまいましたよ。

不満は以上です。

よかったのは大和船上での戦闘シーン。
これが本当に凄い。
目を覆いたくなるようなシーンの連続で知らず知らず震えちゃってました。
それだけにやっぱり惜しい。

そしてこの映画がとってもいいなぁと思ったのは、
日本=正義
アメリカ=悪
ってなって無いところ。
時代背景見ればそうなってもおかしくないんだけど、
この辺洋画と違って良いなぁと思うんですよね。
もちろん鬼畜米英とかの言葉は出てきた気はしますけど、
それよりも大和に乗り込んだ乗組員と、
その回りの家族なんかが焦点になってました。
アメリカ軍が一切映らないんでだからそういう印象になっただけかもしれませんけど、
でもそれでよかったと思います。
戦争には良い悪いもないわけだし、
とにかく描かれていたのは自分の愛するもの、
そして母国を守るために闘った男たちの姿です。
凄惨極まりない戦場で仲間達が次々と倒れていく。
でもそれでも立ち向かって行かなきゃ家族、恋人を守れない。
うまくいえないんですけどなんでこんなに追い詰められるまでになっちゃったのか。
そんな世界はやっぱりダメな気がします。

恥ずかしながら見終るまで戦後60年ということを忘れてしまっていた自分がいました。
そういう意味でも考えさせてくれる映画でした。

※:知らない人のために。
雪風っていうのは日本海軍の駆逐艦です。
詳しいデータはおいといて、
この船の何が凄いってとにかく沈まなかったこと。
細かいのはおいといて有名なのだけあげますね。
ミッドウェー海戦、ソロモン海戦、ガダルカナル撤退作戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、そして最後の沖縄への水上特攻。
ここら辺に全部最前線で参加して生き残った船です。

絵本

2005年12月12日 映画
いつも思うんですが映画批評なのにDVDしかないのはなんでやねん。

マリオカートのことはまた明日ね。

「あらしのよるに」を見てきました。
よかったです。
うー。。。
思い出すだけでも目頭が熱く。。。

「今、あいにゆきます」
と良い勝負です。
あれ確か今年サイコーとか言ってましたけど微妙。
最後の最後になって良い映画がでましたね。
ここは一つ「今、あいにゆきます」は去年封切りだから、
去年最高だったことにして今年はこれを最高のにするって事で解決しよう。

とにかくガブもメイも可愛いんだこれが。
画もすばらしい。
中村獅童さんはじめ有名俳優さん達が声を当てていましたが、
それも全くと言っていいほど違和感無し。
特にガブ役中村獅童さんは見事でした。

けちつけるとこないんでとにかく一度見に行ってください。

以下ネタバレ含む感想です。
見に行ってない人は見ちゃダメっすよ。
感動半減。
じゃあ書くなって話しですが書きたいもん。




















嵐の夜。
雨宿りのために立ち寄った真っ暗な小屋の中で出会うガブとメイ。
狼と山羊という事をお互い知らずに意気投合して次の日に会う約束を交わします。
「あらしのよるに」
という合言葉を決めて。

この合言葉がよもや最後まで引っ張られるとは。
この構成には脱帽です。

そしてガブが幾度となく繰り返す
「会わなきゃ良かった」
というセリフ。
これに対してメイは
「私はそうは思っていない」
「私達が会っていた時間は消える事はない」
と答えるわけです。
極めつけは雪山で吹雪の中力尽きようとするとき、
ガブに自らを差し出そうとするメイ。
「命を懸けても良いと思える友達に出会えて幸せだった」

…もうあかん。
思い出してもグッと来ますよ。
ほんまにええシーンや。

もちろんそんなことできるはずもなく、
ガブは外へエサを探しに出ます。
しかしそこで追っ手の狼達を見つけます。
それに立ち向かうガブはとってもかっこよかったですよ。
遠吠えする所なんかは鳥肌です。

山の麓に広がる緑の森。
先にメイがたどり着きますが、
ガブがいなくなってしまい倒れこむメイ。
そこへ狼襲来で慌てるその森の動物達。
ガブが生きていた!
駆けつけるメイでしたがしかし、、、
ガブは闘いの最中雪崩に巻き込まれ記憶をなくしてしまっていました。
呼びかけてもさっぱり要領を得ずにメイを食べてしまおうとするガブ。
しかしそこで冒頭の合言葉。
見る見るうちに険しかったガブの目が、
いつものちょっと抜けたような目に変わって行くのは面白かったしほっとしました。

そして2匹は、
以前約束していたように、満月を二人仲良く眺めるのでした。

終わり方もとっても素敵。
ハリーなんて見に行ってる場合じゃないゾ!

妖怪

2005年8月8日 映画
また映画批評にないし。
とりあえず関係あるやつを。

妖怪大戦争。
見てきました。

ふふふ。
最近はちゃんと旬なのを追っかけてるよー。

まず一言、
楽しかったです。
CMのあのろくろ首が咳と共にコロンと落ちる、
あれがほんとに全てを集約しています。

全編あの調子と言うわけではありませんけど、
最後に残るイメージはあんな感じ。

では以下ネタバレ含むです。










妖怪大戦争と銘打たれていますが、
「戦争」なんてイメージは皆無です。

・・・なんか最近似た映画を見たな。

それはさておき。

もうとにかく妖怪達がみんな可愛い。
これに尽きると思います。

マスコットである“すねこすり”は言うに及ばず、
“ぬりかべ”“一反木綿”と言った某漫画の有名キャラたち、
さらには“ぬらりひょん”や“河童”にいたるまで皆どこか愛嬌があってかわいらしい。
一応、鬼太郎と猫娘もチョイ役で出演してます。。。

「妖怪」と聞くとやっぱりボクは「恐怖」と言うよりも「驚愕」といったイメージがあって、
明らかにキグルミに見えたりするのはたぶんワザとやったんではないかな?
はじめ見た時はびっくりするけど、友達になれたら楽しそうな。
そんな妖怪達がスクリーンでお祭りお祭り騒ぐわけで。

そしてそれに負けてないのが主人公タダシ。
あの驚きっぷりは見事です。
あの驚き方は驚かした妖怪冥利に尽きると思います。

最後は賛否両論あるかも知れないけど、
やっぱりこういうけりのつけ方は相応しいと思います。
あの妖怪達見てたらまともに終わるはずも無いし。

ぬらりひょん筆頭に妖怪達が作戦会議を開くものの、
敵の正体がわかった所で
「さぁ!

・・・

帰ろうか」

っておい。
戦わんのかい?

「いや、俺ただの傘だし」
「ただの壁だし」
「ただの布だし」
「首貸してっていうから貸しただけ」
「冬ならともかく夏はちょっと・・・」
とまぁみんなやる気ねぇ。

でもなんか妖怪らしくて良いね。

いざ加藤が東京へ攻め込んでくると今度は伝言ゲームよろしくその様子が口コミで伝わっていきます。
「東京ドームより大きい妖怪が都庁を飲み込んだ」

「東京ドームで都知事がなんかやるらしい」
に変わって最後は
「東京で祭りをやるらしい」
になります。

なんでやねん。

あの嫌がってた連中も祭りと聞くやいなや駆けつけてきます。

そして最後のオチ。
当然ですよ。
あれは。

もちろんそんなんばっかりではなくてちゃんと真面目な場面もありますよ。
最後タダシがついた真っ白な嘘。
あれを聞いたときちょっとはっとしました。

一本だたらに言われた事、気づいていたのかもしれない。
それでもなお笑っていたのだとしたら・・・

オトナになるってどういう事?
なんていうちょっと大学で勉強したような事を思い出させてくれたり、
そもそも根底に「妖怪」って言う懐かしいテイストがあるせいか、
小学校時代の事まで思い出されて見終わった後はほっとしてしまいました。

こういうの大好き。

宇宙

2005年7月4日 映画
H・G・ウェルズが1898年に発表した小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化。世界各地で異常気象が発生するなか、港湾労働者のレイが住むアメリカ東部の街でも奇怪な雲が立ちこめ、稲光が落ちると、地底から巨大ロボットのような物体が現れる。異星人の襲来だと知ったレイは、別れた妻から預かったふたりの子どもを守りながら、必…

とゆうわけで今話題の宇宙戦争見てきました。
怖かったです。

内容はまぁそこそこ。

面白いけど消化不良?
って感じでした。

音、映像。
迫力があるのでテレビでなくスクリーンで見ないとこりゃ駄目だと思いました。

では以下ネタバレ含みで。

やっぱりそこらで言われているとおり最後がねー。
あまりにあっさり終わりすぎですね。

結局人間は逃げ惑っていただけで勝手にエイリアンが自滅。

何万年も前から狙ってた。。。
わりにはちょっと酷く無いですか?

だから全然「戦争」じゃなくて、
何だろ?
自然災害みたいな感じかな。
勝手にやってきて勝手に暴れて勝手に死んで行きました。

結局宣戦布告とかもしてきて無いし、
直接コンタクト取るようなシーンもなかったので、
一体何が目的だったのかもよく解らず。
赤い草はなんだったの?
はじめはレーザーでバンバン人殺してたくせに、
途中から触手で捕まえだしたりしててどっちにしてもなんか効率悪いし。
なんで血液ばら撒いてたの?
錯綜した情報からだから正確な所はわからないけど、
全世界的に一斉に現れているはずなのにボストンは無事?
この様子だとアメリカの被害は一つの州が全滅したぐらいだけ?
それでも十分酷いけどなんか・・・ねぇ。

ちなみに大阪も襲われて、
トライポッドを3機ほどぶっ壊したという情報が劇中にありました。

そっち映せよ。

あれどれぐらいだろうなぁ。
触手部分がよく解らないけど全長30メートルぐらいかな?
グレートマジンガーよりちょっとおっきいのか。
マジンカイザーぐらい。
あんな程度の相手だったら圧勝だろうけどね。
日本は平和だ。

閑話休題。

そういうわけなんで、
がたがた細かい事言わずに迫力ある絵と音だけ楽しみましょうって事ですかね?
これだから洋画は好きになれんのよねー。
ってこれは偏見か?

テレビで見たらいーやと思っちゃってる方は見ない方が良いかも。
これから迫力取ったら。。。
ま、そんな感じでした。

交渉

2005年5月30日 映画
2004年のクリスマス・イブの日に、
東京の地下鉄の最新鋭実験車輌が(通称クモ)が乗っ取られ、
乗降客200万人の命が危険にされされるハメに。
その犯人からの指名もあり、
警視庁初の交渉人・真下正義が奮闘する!


土曜日に見に行きました。
面白かったです。

見に行く前は
「ユースケなんかに説得されたらオワットルね」
とか思ってましたが、
お見事でした。

ネゴシエイターと言えばビッグ・オーのロジャー・スミスなわけですが、
彼と比べるのはあまりに酷なので比べません。
彼はかっこよすぎますから。
それでも十分だったと思います。

次は室井さんが容疑者になるみたいですね。
何をしでかしたんでしょうか。
最後携帯電話で呼び出しされてたのがそうだったのかな?

物語のテンポもよかったし、
最後の方の展開はオーケストラの演奏と合わせてあって、
うまいなぁと思いました。
ネタバレ感想はまた後ほど。

結構色々出演されてたみたいだから、
原作見ている方ならもっと面白いんだと思います。

そんでその後MK-2君と大阪のKatayamaA君達と合流して、
我が家で救済入りドラフトを。
これぐらいの面子でいつもできれば強くなれそうだなぁと。
やはり滋賀は環境的にオワットル。
次はこちらから大阪へと出向くことにしようと思います。

学生諸子には大阪―滋賀間の電車賃は痛過ぎると思いますので。

しかし、PTの前もそうだったけど、
でかいイベントの前になると決まって忙しくなるのは仕様です。
バイオリズム的にきっと上向くから活動的になるのかな。
でも肝心のイベントの時には下降線に入るから結果が・・・
みたいな感じかなー。

とゆうのを選手権で負けたときの言い訳にしようと思います。

ドラフトの結果、感想なんかはまた明日。
今日は交渉人書かないとね。

とゆうわけで以下ネタバレも含まれると思われる感想です。
ご注意を。







草津のエイスクエアに着いたのが5:45頃。
映画は5:50から。
ドラゴンテイルを覗ければと思ったけどそんな暇もなく。

ハァハァ言いながら劇場入り。
以外と・・・
ていうか全然人が入ってなくてちょっとびっくりしました。
20人いないぐらいじゃ無いかなー。
おかげで良い席が確保できました。
遅刻したのに。

やっぱり今の時期電車事故の様子から始まるのはどうかと思ったり。
ほんと急ブレーキかけたシーンとかはきっとこんな感じだったんだろうなぁと。
で、フジテレビ製。
今ホットなトピックが沢山含まれています。

踊る大捜査線がそうだったのかはわかりませんが、
「責任は俺が取る!」
と言うセリフを筆頭に、
とにかく大人ばっかりのお話。

カッコいい警察が描かれていました。
やっぱりこういうのは見ていて気持ちが良いです。
みんな一癖あるけれど、
嫌味にならずに原作があるからかもしれないけれど、
お話の中で自然とそういうキャラなんだっていうのが伝わってきて、
原作ほとんど見ていないのに各々のキャラの魅力がちゃんと理解できました。

原作見ようかな。。。

目下敵である「クモ」と呼ばれる地下鉄車両。
フリーゲージトレインと呼ばれる車両で、
レール幅の違う東京地下鉄をどこでも乗り入れられる利点を生かして、
まさに神出鬼没。

既存の車両に追従して激突しようとしたり、
普段利用する電車を使ってうまく緊迫感を出していました。
ちょうど例の事故の後でもあるし、
より一層という感じでした。

そういった事をしながら捜査を攪乱しつつ、
真下役ユースケサンタマリアと知恵比べをし、
最終的に建設中の新路線上にあるコンサート場に仕掛けた爆弾を、
クモに積んである携帯からの発信で爆発させる。
というのが大まかなあらすじ。

まずその「クモ」の外観。
悪趣味もいいとこです。
ちょうどガンダム試作2号機のような感じです。
そしてそのクモを説明する音声案内の声を当てていたのが、
若本さん。

もはや悪役たるべくして生まれてきた感じです。

そしてその地下鉄構内でのクモ出現時のパニックだとか、
どうやって撮ったんだろうなぁ。
まさか昼からそんな事出来るわけも無いから、
夜終電のあとにやったのかな?

ハリウッドだとセットなんでしょうけど。

で、本編の「交渉」部分。
始めに「交渉人」の必要性を見せつけろ!
ってハッパかけられてましたけど、
どっちかというとプロファイリング?
に終始していたような感じです。

駆け引きしてるなぁと思ったのは、
どっちかと言うと地下鉄職員達との間でしたかね。

そこだけがちょっとだけ残念ではありました。

結局犯人はわからず。
次回作で明かされるのかどうか期待ではあります。

笑いの大学でも感じたけれど、
爆笑ではなく、
ほんのちょっとした笑いが随所に積み重ねられていて、
やっぱり見ていて気持ちよかったです。

邦画はこういう所が良いなぁと。
いや、本じゃなくて映画をネ。
見に行きました。
映画で検索しても出て来なかったので。

またも上演期間ぎりぎり。
いつもこんなセレクトですいません。

いつも日記のタイトルは2字熟語縛りですが、
今回はしません。
やりません。
いや、むしろできません。

もうね、
やばいです。
私の中で今年最高の映画です。
今年始まって1週間ですけどね。
今年始まって見た1作目ですけどね。

泣きました。
後で思い出しても泣きましたよ。
枕を涙で濡らしたですよ。

見に行けて良かった。
GPすっぽかした甲斐があったってもんです。

まず第一に澪役の竹内結子さんを見に行くだけでも、
全然もとが取れると思います。
すげえべっぴんさんで、そしてかわいいです。
もちろんそれだけではなくて、演技もすばらしいです。
もちろん中村獅童さんも竹井証君の演技も、
もちろんすばらしいのですけどね。

映像も本当に美しくて、
シーンが切り替わるごとに挿入される緑豊かな山々や湖、
それと雨とが織りなす風景は、
息を呑む感じです。

そしてストーリーですね。
澪が取った行動の疑問。
それが物語が進んでいくにつれ明らかになっていく展開は、
秀逸と言わずしてなんと言うのか。

そして印象に残ったのは、
最後スタッフロールが流れる中でも、
誰も席を立たなかった事。

もちろん私は立つことができなかったんですけど、
みんなもそうだったのかなぁと。
そういうなんかある意味一体感みたいなものが得られるっていうのも、
映画館で映画を見るときの醍醐味の一つでもあるし、
後でDVDとかで見る事ができるけれど、
わざわざお金を払ってまで見に行く理由ですよね。

とゆうことで、
以下感想と、
思い返して見るにちょっと難しい内容だと思うし、
自らの記憶の整理のためのお話の解説も一緒に。
完全にネタバレを含んでいますので、
ご注意ください。







まずとにかく普通の人がなかなか理解できない部分は多分、
タイムパラドックスの部分。
20歳の澪が、
事故で意識を失っている最中、
29歳となった巧のもとへとタイムスリップして現れた。

おそらくこの部分だと思います。

すでに28歳でおそらく幸せだった生涯を終えた澪。
しかし、愛する息子祐司には絵本と共に、
「1年後の雨の季節になったら帰ってくる」
と言い残していたと思われます。
そしてそのとおり戻ってきた澪。
ただし全ての記憶をなくして。

とにかく28歳で死んだ後、
雨の季節に帰ってきたのは20歳の澪だったわけです。

なんか書くと簡単ですね。。。
これがなんでわかりにくいのかと言うと、
それが告げられるのがお話の最終盤であるということ。
先に29歳時点で物語を進めて行って、
最後に回想という形を取って、
澪の視点から所謂種明かし的な、
20歳のときの事故の話も含めた展開をとっているからだと思います。
もちろんそういう展開を取らなければ、
お話的に全く盛り上がらないので、
そこは私は全く不満はないと言うか、
だからこそ本当に楽しめたわけですが、
うまくお話全体を俯瞰的に整理できなかったら、
理解できないだろうなぁと。
そしてもしその視点で見る事ができたのなら、
本当によくできた作品だった事が解ると思います。

多分、多分ですよ?
「よくわからん」ってなった方は
「一体今がいつなのか?」
でわからなくなったんだと思います。

スクリーン上の展開はこういう感じです。

奇跡の6週間から12年後

祐司の回想による澪の葬儀、さらに1年後の奇跡の6週間

その奇跡の6週間中に語られる巧の視点からの澪との馴れ初めのお話

6週間の終わり。澪との別れ

タイムカプセルから出てきた澪の残した日記から澪の視点での回想
(所謂種明かし)

よくわからなかった方は、
うまく記憶を整理してもらって、
この順に再生するとわかるんではないかと。
適宜巧の回想も織り交ぜてくださいね。

事故以前の澪の視点の回想シーン

お話の中心。奇跡の6週間

事故後澪が意識を取り戻してからの回想シーン

ひまわり畑

お話の中で「今」というのは、
澪と巧が20歳の頃なんです。
どうしてもお話の中心であった、
29歳の巧が生きている時間を「今」だと思っちゃいそうですけどね。
それは「未来」だったと。

映画の題名にヒントがあるじゃないですか。

澪が巧へ会いに行く電車の中で日記に記した言葉。

「いま、会いにゆきます」

それっていつ?
今まさにこれから2人は1度のデートの後の紆余曲折を経て、
会おうとしている。
その時だったわけです。

我々は澪と一緒に「未来」を見てきたわけです。
それを映画を見ている最中・・・
と言ってもほんとに終盤でしたけど、
気づけたのはほんとに幸いでした。

もちろん見終わった後でこれほど理路整然と解っていた訳では、
もちろんありません。
なんとなく感覚として残っていた物を、
お風呂で1時間ぐらい思い出して整理してみて、
それでもうまくまとめられなかったから、
布団の中でもぼんやり考えた結果です。

本当にすばらしい映画でした。
やばい。
書いてる今も思い出して泣きそう・・・

ではお話の感想なぞを。

私がストーリーが良かった。
と感じる時って、
それが例えどんな小さなシーンであっても、
張られた伏線が後で見事に解決されたときだったりするわけですが、
「いま、会いにゆきます」
の場合、
例をあげるなら澪が日記を読むシーン。
まだ記憶の戻らない澪は、
恐る恐るページを開き、
1ページ目を読んで笑うわけです。
その時スクリーン上には日記の内容は出てきません。
なんで笑ったのか・・・
ちょっと引っかかるものの、
笑った竹内さんがかわいくて片隅へ追いやられます・・・
・・・ごめんなさい。
で、物語りは進んで最後の澪の視点で日記を介した回想シーン。

「気になる人ができた。
(略)
でも恋愛とかには興味がなさそう。
私の片思いみたいだ」

ここではっとしたわけです。
なるほどねー。

この日記を読む前に、
澪は巧に記憶がないから、
二人はどうやって結ばれたのかを聞いていたわけです。
巧の視点では、
澪は学級委員で勉強もできたし、
ちょっといつもなんだか不機嫌そうで、
恋愛とかには興味なさそうだし、
僕の片思いだった。

と語って聞かせていたわけです。
何故笑ったのか理解頂けましたか?

そういうことやったんやね。

こんな風に、
ちりばめられたちょっとしたシーンでの仕草だとか伏線だとかが、
最後に見事に組み合わさっていく手際の良さ。
久々に鳥肌が立ちました。

で一番ぐっと来たのは澪との別れのシーンで巧が
「ごめん」
って言ったシーンでした。

「幸せにしてやれなかった」
という後悔。
巧の澪に対する愛情。

一方澪は、
別れ際に本当に幸せだったことを告げて、
いずれ28歳で死ぬ事が解っていても
それでも巧に会いに行くことを選びます。
それが一番幸せだと解るから。

いいなぁ。
素敵だなぁ。

・・・どれだけすばらしかったかなんて私の筆力で書ける訳ないと思ってましたが、
ほんとに書けませんでした・・・

もう「なんでもいいから一回見てください」
としか言えないです。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索