妖怪

2005年8月8日 映画
また映画批評にないし。
とりあえず関係あるやつを。

妖怪大戦争。
見てきました。

ふふふ。
最近はちゃんと旬なのを追っかけてるよー。

まず一言、
楽しかったです。
CMのあのろくろ首が咳と共にコロンと落ちる、
あれがほんとに全てを集約しています。

全編あの調子と言うわけではありませんけど、
最後に残るイメージはあんな感じ。

では以下ネタバレ含むです。










妖怪大戦争と銘打たれていますが、
「戦争」なんてイメージは皆無です。

・・・なんか最近似た映画を見たな。

それはさておき。

もうとにかく妖怪達がみんな可愛い。
これに尽きると思います。

マスコットである“すねこすり”は言うに及ばず、
“ぬりかべ”“一反木綿”と言った某漫画の有名キャラたち、
さらには“ぬらりひょん”や“河童”にいたるまで皆どこか愛嬌があってかわいらしい。
一応、鬼太郎と猫娘もチョイ役で出演してます。。。

「妖怪」と聞くとやっぱりボクは「恐怖」と言うよりも「驚愕」といったイメージがあって、
明らかにキグルミに見えたりするのはたぶんワザとやったんではないかな?
はじめ見た時はびっくりするけど、友達になれたら楽しそうな。
そんな妖怪達がスクリーンでお祭りお祭り騒ぐわけで。

そしてそれに負けてないのが主人公タダシ。
あの驚きっぷりは見事です。
あの驚き方は驚かした妖怪冥利に尽きると思います。

最後は賛否両論あるかも知れないけど、
やっぱりこういうけりのつけ方は相応しいと思います。
あの妖怪達見てたらまともに終わるはずも無いし。

ぬらりひょん筆頭に妖怪達が作戦会議を開くものの、
敵の正体がわかった所で
「さぁ!

・・・

帰ろうか」

っておい。
戦わんのかい?

「いや、俺ただの傘だし」
「ただの壁だし」
「ただの布だし」
「首貸してっていうから貸しただけ」
「冬ならともかく夏はちょっと・・・」
とまぁみんなやる気ねぇ。

でもなんか妖怪らしくて良いね。

いざ加藤が東京へ攻め込んでくると今度は伝言ゲームよろしくその様子が口コミで伝わっていきます。
「東京ドームより大きい妖怪が都庁を飲み込んだ」

「東京ドームで都知事がなんかやるらしい」
に変わって最後は
「東京で祭りをやるらしい」
になります。

なんでやねん。

あの嫌がってた連中も祭りと聞くやいなや駆けつけてきます。

そして最後のオチ。
当然ですよ。
あれは。

もちろんそんなんばっかりではなくてちゃんと真面目な場面もありますよ。
最後タダシがついた真っ白な嘘。
あれを聞いたときちょっとはっとしました。

一本だたらに言われた事、気づいていたのかもしれない。
それでもなお笑っていたのだとしたら・・・

オトナになるってどういう事?
なんていうちょっと大学で勉強したような事を思い出させてくれたり、
そもそも根底に「妖怪」って言う懐かしいテイストがあるせいか、
小学校時代の事まで思い出されて見終わった後はほっとしてしまいました。

こういうの大好き。

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